実家の植木問題が悩ましい。

帰省から戻ってきた。父の病状は落ち着いており、天気のいい日には趣味の畑に行っているみたいでよかった。もちろん、乾癬、心臓、糖尿病の通院は続いているので油断ならないけども、普通に生活を送ることができている。

ということで、室内の掃除は速やかに済んだ。障子が1箇所破れていたけども(お正月に甥っ子が破った瞬間を目撃した!)その箇所だけ貼り替えてきた。

食器棚のタッパー類を整理して、使うものだけにしてきた。明らかに不要なのは捨てて、思い出深そうなお弁当箱等は、あとで何か言われるかもしれないので上の方に収納してきた。

今回のメインは草木を刈ること。といっても、庭がジャングル状態なのに対し、私ひとりがやれることって知れている。とりあえず、雑草を抜きまくってむしりまくって、隣の家との境界にあるあじさいをツンツルテンに切りまくって、洗濯を干すのに邪魔な枝も切りまくって、45リットルのゴミ袋8袋分になった。

あじさいは、確か毎年ツンツルテンにしているのに、脅威のスピードで茂る。8袋撤去しても、まだまだ庭はジャングル状態だ。ほかの家に迷惑をかけない範囲では覆い茂っていても構わないんだけど、植木って大抵庭の端の方にあって、他人の土地に入り込むから困る。

あじさいは、まだ自力で切れるからよい。ずっと気になっている、電線に届きそうな柿の木、家の裏の梅の木(実が落ちる)、もう一角の謎の木あたりは根元からばっさり切り落としたい。幹が太くてもう個人では無理だ。お金がかかっても構わないので業者に依頼したい。

私はお金出しても全く構わないのだけど、お金を出すだけで済む話ではない。どこの業者に依頼するか、何箇所かで見積もりとって比較するか、ぐいぐい進められたらよいのだけど、肝心の父が乗り気でないので難しい。

父本人は、以前は自分で手入れしていたので「時間さえあればそのうちやる」という考えでいる。私からしたら、畑の手入れをするより、自分が住む家のほうが重要度高いと思うんだけど、「畑に時間をとられて家にまで手がまわらない」といつも言う。もちろん大事な趣味なのは分かっているので、私も「畑より家のほうが大事やん」なんてことは一切言っていない。

仮に、家にまわす時間があったとしても、父の今の体力では、正直木の手入れまでは無理だと思う。歩くだけでふらついたりしているのに、脚立の上にのって木を切るとか危険すぎる。しかも、木が昔より育ちすぎているので簡単には切れないだろう。

なので、「とりあえず大きな木だけでも業者に頼もう」という話をしてみたんだけど、「気にしてるんだから、もう口を出すな」と言われてしまった。先延ばしにしても、木は育つばかりなので、余計に困ることになるんだけど、そう言われてしまうと何も言えないので困るなぁ。

今後も細々、私が切れる範囲でチョキチョキ切るぐらいしかできない。とりあえず、5月だけじゃなく毎回帰省の都度ちょいちょい切って、なんとか業者が入れるレベルになるまでしたいところだけど…(現在はその大きな木まで辿りつくのが難しいほど草木だらけ)

実家は住宅街にあり、近隣びっしり家が並んでいるようなところで、庭も狭いのに、安易に木なんて植えるもんじゃないな。木も最初は小さかったのだけど何十年経つと恐ろしいほどに、でかくなる。

はぁ。私が気に病んでも仕方がないので普段は忘れて、帰省時だけがんばるとするか。