「ちょうどいいブスのススメ」を読んだ。

年末ぐらいに、ドラマ化で話題になってた「ちょうどいいブスのススメ」を読んだ。山崎ケイの眼鏡感がちょっと自分に似てる?と思って。

ちょうどいいブスのススメ

ちょうどいいブスのススメ

  • 作者: 山崎ケイ(相席スタート)
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2018/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

非難されまくってたほど悪くないと思った。楽しそうでいいやん。恋愛テクニック的なのは全く参考にならないけど。(「ちょうどいいブス」とは「酔ったらいける女性のこと」らしい。)

要は自己肯定感なんだろうな。「ちょうどいいブス」でも何でも、自分に自信をもって楽しめる人はそれが一番。自己肯定感。難しい。

ちょうどいいブスがやるべきことは、基本的なこと。気遣いやマナーで内面の徳を磨いていきましょうみたいなことも書いてある。

例えば、トイレットペーパーがなくなっているのに補充しないなんてもってのほか。ちょうどいいブスを目指しているわけではないが、とりあえずこの本読んでから、公共のトイレでトイレットペーパーなくなってたら補充してるよね。

そして、この本読んだ次の日ぐらいに、私は財布を拾った。夜、最終のバスに遅れないように急ぎ足で歩いていたら、道路のタイルがひとつだけ浮いているように見えた。変な浮き方してるなーと思って通り過ぎるときにまじまじ見たらアニメ柄の長財布だった。「なんだ、タイルじゃなくて財布か」と、三歩ぐらい進んでから、「え?財布??」とまた戻った。

ここでこの財布を拾っても、私はあと2分ぐらいで来る終バスに急いで乗らないといけないので、財布を持ったままバスに乗ることになる。そうすると財布を拾って盗んだみたいやん!

でもここで財布を放置していったら、夜通しこのままか、誰かが中身だけ持って行ってしまうかもしれない。よし、徳を積むときがきた。まわりには今誰もいないし、えいやっと拾ってドキドキしながら鞄に入れて持ち帰った。

拾った財布を持ったまま夜を越したくないので、自宅に着いたらすぐに中身を確認した。直接連絡がつくなら、警察を通すよりそのほうが早いと思った。でも結局、直接連絡先がわかるようなものは入っていなくて、車で警察署に届けた。

以前、拾得物を交番に持っていったときはすごく時間をとられたので、さぞかし時間がかかるだろうと覚悟していたけども、警察署の担当者は慣れていて、20分ぐらいで済んだ。年下の女性警察官に「でかした!」とお褒めの言葉をもらった(笑)

持ち主は学生さん?中身は1万以上あったし、銀行カード類がたくさんはいっていたし、彼女とのプリクラも入ってた。私がこの本を読んだおかげで、若者が一人、助かったに違いない。(拾得者の権利を放棄したので、持ち主が見つかったかどうか不明だけど、銀行のカードがあるから分かるでしょうとのことだった)。

私もきっといいことあるわ。