スポンサーリンク

本職(パチンコ屋事務)と早朝スーパーと夜ラブホとでトリプルワークしていた話。

「35までに1000万。」のサイトのまとめの続き。

seri-o.hatenablog.jp

2006年7月、本職の事務の仕事を始めて調子に乗って、9月にひとつ、10月にもうひとつ・・とバイトを増やし、トリプルワーク状態で約1年間やりきった。

精神的なきつさに比べれば、体力的なきつさなんてどうってことない。がむしゃらに働けるのも体力のある30代のうち。

 

1 トリプルワークしていた理由

その1…お金
新しく就いた事務職は、正社員だがボーナスなし。事務員のお給料は知れている。ほぼ定時上がりで、他の同年代の事務員もWワークしていたので「私も」という気になった。

その2…心の問題
一応、うつで辞めた前の仕事。その後も時間があれば、余計なことばかり考えて悲観的になること多し。”心を亡くすと書いて『忙』”というけども、忙しくしてネガティブな心を亡くしてしまえばいいや!と思った。(あほ?)

その3…プライド?
安定して結構な額を頂ける教職を自分から辞めたのだから、そのぐらいの水準のお給料を稼ぎたかった。それと、3ヶ月で辞めるという根性のないことをやってしまったので、「いや、教職でさえなければ、自分はやれる」と確認したかったのかもしれない。

 

2 バイト選び 

ダブルワークや、トリプルワークをするときに、そのバイト先でストレスをためてしまうようでは、長くは続けられない。

また、本職が副業を禁止している場合、もしくは、副業を快くみない場合がほとんどだと思うので、表立った仕事はできない。(幸い私の本職は、就業規則がないほどの少人数の職場の事務員だったので、はっきりと禁止はされていなかった。)

しかも私の場合、前の職場である小学校をうつ状態を理由に辞めたところだったので、その関係者(教員・保護者・子どもたち)にも絶対に会いたくなかった。

ということで、私のバイト選びの条件は3つ。
 ・3ヶ月で辞めた前職(小学校)の関係者に会わないところ。
 ・本職の関係者に会わないところ。
 ・本職の同業(遊戯業関連)でないところ。

以下、条件に叶ったバイト紹介。

仕事#2 ラブホテル清掃
勤務時間・・・18:30~1:00前後
出勤曜日・・・原則、金曜・土曜の週2日
給料・・・時給850円 (1ヶ月約4万)
仕事内容・・・ラブホテルの清掃・ベッドメイキング・調理補助
メリット
・ 体を動かすのでいい運動になる。
・ 客と顔を合わせちゃいけないので、知り合いにまずばれない。
・ 人間関係が楽だった。
・ 今まで知らなかった世界を覗けた。(部屋を覗いたわけじゃない。)
・ 出勤時間や出勤曜日の都合を結構きいてくれた。
・ 掃除が手早くなった。
デメリット
・ 深夜まで体力を使い果たす。人によっては辛いかも。
・ お掃除なので、人によっては不潔と感じるかも。
・ 妙にラブホ慣れするので、初々しさが失われる。
・ 家から遠いけども交通費はでない。
・ 洗剤で手荒れがひどいことに。
感想
・ 個性的な方が多くおもしろかった。
・ 期待するようなおもしろ事件には遭遇しなかった。
・ 昼間も平日もホテルを利用する人の多さに驚いた。
・ デリヘルを利用する人の多さに驚いた。

仕事#3 スーパーのお惣菜・お寿司担当
勤務時間・・・5:00~8:00
(5:00~7:00 お惣菜 7:00~8:00 お寿司)
出勤曜日・・・原則火曜~土曜の週5日
給料・・・時給1000円 (1ヶ月約6万)
仕事内容・・・お惣菜とお寿司の荷物の整理や調理補助
メリット
・ 体を動かすのでいい運動になる。
・ 1人~2,3人なので、人間関係が楽。
・ 衛生服・衛生帽でマスクすりゃ、知り合いにばれない。
・ ちょっとだけ家での料理のバリエーションが増えた。
デメリット
・ 遠いのに交通費がでない。
・ 本職の職場から徒歩15分だったので3時過ぎには起きなくてはならない。
・ 代わりがいない(連絡すらできない)ので休めない。
・ 水仕事で手荒れがひどいことに。
・ たまに手を切ったり火傷したりする。(自業自得)
・ お惣菜とお寿司のかけもちだったのでバランスが難しかった。普通スーパーでは1ヶ所を担当する。
・ 朝から衛生帽をかぶるので、本職では朝一から変な髪型になる。
感想
・ いい人が多かったのでよかった。
・ お惣菜を見る目が変わった。
・ 廃棄の食品がもったいなかった。もちろん食べたり持って帰ったりしちゃいけない。

 

3 お仕事スケジュール

早朝の仕事を週5・昼の仕事を週5,6・夜の仕事を週2でやっていた。夜のバイトがある日は、朝・昼・夜の三連発になってしまう。

以下は、特別忙しい金曜・土曜のスケジュールである。4週に一度、土曜の昼の仕事が15時あがりになるので、その例。

金曜日
3:20~
携帯のアラーム+布団から離れたところに置いた目覚まし時計で起床。
シャワーを浴びて、お弁当を用意、出発準備。
軽く朝食を食べる。

4:20~
早朝のスーパーへ出勤。車+徒歩。
冬はまだ真っ暗。

4:50~
24時間スーパーに到着。着替え。

5:00~
お惣菜とお寿司でせっせと働く。

8:15~
8:00までだけども、毎日人手不足。
15分頃まではいなきゃならない雰囲気。終わって着替え。

8:30~
徒歩で昼の職場へ移動。

8:45~
車の中で、おにぎりやミニパンを食べたり食べなかったり。

9:00~
事務のお仕事開始。前日の売り上げ確認で、朝が一番忙しい。

12:00~
昼休み。

13:00~
午後のお仕事開始。

17:30~
遅くとも18:00までにはほぼ終わる。
ラブホへ移動。

18:00~
途中コンビニでパン等を買って車で食べる。予算100円。

18:15~
ラブホ到着。着替え。

18:30~
お仕事開始。休憩時間は決まっていないけども、合間にお菓子をつまんだりする。

土曜日
0:00過ぎ
お仕事終了。遅い時は1時まわる。自宅へ移動。

0:30過ぎ
ちょっと何かつまんだり、PCでメールチェックしたり。寝る準備。

2:00前後
就寝。

3:20~
起床。ちなみに早朝バイトに寝坊・遅刻したことはなし!
シャワー・お弁当準備・出発準備。

4:20~
早朝のスーパーへ出勤。車+徒歩。

4:50~
24時間スーパーに到着。着替え。

5:00~
お惣菜とお寿司でせっせと働く。
土曜は一人であることが多いので、忙しい。

8:15~
終わって着替え。

8:30~
徒歩で昼の職場へ移動。

8:45~
車の中で、おにぎりやミニパンを食べたり食べなかったり。

9:00~
事務のお仕事開始。土曜は交代制なので、事務員が少なく忙しい。もちろん、自分が休みの場合もある。

12:00~
昼休み。半日上がりの日は帰宅。
15:00上がりの場合は以下に続く。

13:00~
午後のお仕事開始。

15:00~
お仕事終了。自宅へ移動。
15時までの日は夕飯は手抜きしてお弁当を買うことにしていた。

15:30~
家について着替え、早めの夕飯を軽く食べる。

16:00前~
昼寝。時間が30分しかなくても寝る!

16:40~
起きる。このときが一番寝起きが悪い。

17:15~
ラブホへ移動。土曜は道が混む上に、自宅から遠いので時間がかかる。

18:10~
ラブホ到着。家で着替えているので、即お仕事開始。
15分単位で時給がつくので、早く着きゃ早く働き始める。

日曜日
0:00過ぎ
お仕事終了。遅い時は1時まわる。自宅へ移動。

1:00過ぎ
ごほうびアイスを買って自宅へ到着。長い二日間が終了。

この二日間は食事も睡眠もとっても不健康。だけども、風邪ひいたりすることはほとんどなかったような気がする。

 

4 ワーキングプア?

2006年の秋、ラブホのバイトを始めて早朝のバイトを探している頃に、とある本の取材を受けた。

仕事に関する話を聞かせて欲しいとのことだったので、おもしろそうだしこんな機会は滅多にないと話に乗った。「ワーキングプア」に関する本だということだったが、私はその時に初めて「ワーキングプア」という言葉を知った。

ネットで調べてみたけども、「でも私、一応正社員だし(事務職に就いたところだった)、年収も多分200万はいくだろうしー。」と思い、そういう層に当てはまるのだろうか?と疑問だった。

取材では調子に乗ってぺらぺらしゃべりまくって、家では「なんてったってプアだから」、ことあるごとに「プアだから(笑)」とネタにしていた覚えがある。

それでももって、出来上がって送って頂いた本がこちらである。

じゃーん↓ 

ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る (宝島社新書)

ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る (宝島社新書)

 

副題を見て。何だって?「いくら働いても報われない時代が来る」ですって?私の中では報われる気満々なのですが(笑)。

読んだ(といってもドキュメント部分のみ)第一の感想。「しまった、こりゃまずい。調子に乗ってしゃべりすぎた。彼や友人には見せられない。」

第二の感想。「全体を通して見ると、私ってば見事にワーキングプアに陥ってる人やん!」

ということで、この本は自分の中で封印しようと思い、なかったことに(笑)。「35までに1000万。」のサイトでも長い間、紹介しなかった。私のインタビュー部分に書いてあることは、確かに私が話したことだ。だけども、微妙にちょっと違うねんなーと、つっこみたくなるところもあった。まあ、そんなニュアンスで自分が話していたのだろうから仕方がない。

2007年が明けて、長い間会っていない友人(「35までに1000万。」のサイトのことは知らない人)から、久々にメールが。「変なこと聞くけど、ホームページとか作ってない?本屋で本見てたら気になることがあったんだけど…」

やっぱり知り合いが読めば私だとバレバレか。身近な人が、本屋でこの新書を手に取ることもあるんだ!と驚いた。

ちなみにこの本、くらげネコさんも載っている。くらげさんはもうワーキングしていないので、ワーキングプアではない。

 

5 教訓

2006年7月から、パチンコ屋の事務員をはじめ、10月にトリプルワークとなって、約1年。1年経つと仕事にも人間関係にも慣れ、日々睡眠不足でありつつも、順調に仕事をこなしていたように思う。

2007年11月に家庭の事情で仕事を辞めて実家に帰ることにしたが、もし何もなかったらいつまでトリプルワークを続けていただろうか。

この期間を経て

・ 健康でさえあれば、何かしら仕事をみつけて食べていける。
・ よっぽど自分に合わない仕事(私の場合は教員)以外であれば続けていける。
初めは不安でも1年も経てば慣れる。

ということが分かった。今後仕事のことで不安になっても、このことを思い出して乗り切りたい。健康に関しては、充分注意を払いたい。体を壊しては元も子もない。

私がいくら自分の勝手で仕事時間を増やしていても、世間から見たら、朝から晩まで働くということは「不幸」にしか見えないらしい。だから、意地でも仕事のせいで体を壊すことのないように気をつける。